日時 2018年5月29日(火)13時30分~15時30分
内容 「ほってぇ皿制作体験ワークショップ」をリレー形式でおこない、雄勝の魅力を伝え広めていくための最初のワークショップ
場所 石巻市立雄勝小学校(宮城県石巻市雄勝大浜字小滝浜2番地2)
対象 雄勝小学校生徒
講師 亀山英児さん(陶芸家、三輪田窯 窯主)
2016年度から始まった石巻市立雄勝小学校との協働も今年度で3年目となりました。2017年度からは連携協定を締結し、芸術による人材育成や地域活性化等をおこなっています。過去2年間の活動では、5~6年生のこども達が仮想の会社「こども芸術カンパニー」を立ち上げ、地域資源を利活用した新商品「ほってぇ皿」の企画・調査から製造、販売までの「ものづくり」を専門家や地域の方々と共におこなってきました。今年度からは、様々な場所で色々な人達とリレー形式で「ほってぇ皿制作体験ワークショップ」をおこなう等、雄勝の魅力を広め伝える「まちづくり」へと活動の幅を広げていきます。
こども芸術カンパニー2018「OGATSU x」の第1回活動には、小学1年から6年までの21名が参加しました。昨年12月の「ほってぇ皿」販売体験会で実施したユーザーアンケート結果を共有し、6年生から制作の手順やポイントについての説明の後、制作に取り掛かります。粘土は、昨年度よりも粗目のものが2種類用意されました。三輪田窯の亀山先生から要所要所でアドバイスをもらいながら、6年生が積極的に下級生の面倒を見ています。昨年度の活動で自分達が経験したことを教えているようです。しばらくすると、1年生は、雄勝石粉を配合した粘土で思い思いに遊び始めました。こども達の研究から新しいアイデアやモノが生まれる日が来るのもそう遠くはなさそうです。
今年度からの新たな試みとして実施しているのが、「ほってぇ皿」をバトンに見立てたリレー方式によるワークショップです。ワークショップの参加者は、前のワークショップ参加者が成型、素焼きしたほってぇ皿を受け取り、自分用として施釉します。そして、次のワークショップ参加者のためにほってぇ皿を成型することで、人から人へ、手から手へと、雄勝の魅力を広めるためのバトンをつなげていきます。
今回のワークショップで制作されたほってぇ皿は、2018/6/10(日)に雄勝で開催される京都造形芸術大学の社会人向け講座「藝術学舎」の受講者につなげられます。