日時 2017年7月5日(水)9時30分~12時20分
内容 企画・デザイン~販売までの今年度の活動計画をたてます。
場所 石巻市立雄勝小学校(宮城県石巻市雄勝町大須字大須251−2)
対象 小学校5年生~6年生
講師
雄勝小学校5~6年生10名の子ども達(OGATSU X)と共に、地域資源を利活用した商品開発を行う仮想の会社「こども芸術カンパニー」を立ち上げ、昨年度から継続している雄勝石の粉を利活用した新開発の商品「ほってぇ皿」の企画~販売(全6回)と、雄勝の人や産業、名所を紹介するCMづくり(全4回)を、波板地区会(会長:鈴木紀雄)や地元の専門家の方々とも協働で取り組みます。
こども芸術カンパニー「OGATSU X」活動第1回が行われました。
昨年度の6年生が卒業し、旧・大須小学校と合併し新たな5~6年生10名によって構成された「OGATSU X」。
自分たちの住む雄勝を盛り上げる事を目標に、今回は「ほってぇ皿」の商品開発などの今後の計画に触れました。
【その1:これまでとこれからの活動】
活動するにあたって、なぜ「こども芸術カンパニー」ができたのかを話す6年生担任の松川先生。
またこの活動を通してこどもたち自身がたくさんのものを感じ、自身の成長につなげてほしいと言います。
5~6年生による合同活動から、自己紹介するにあたり
考え、発言し、行動する。自分の中の何を伸ばしていきたいか。
自分が発信したい雄勝の良いところはどこか。
たくさんある中から「これだ!」というものを発表していく子どもたちの様子は、とても頼もしく感じられました。
そして、今年度メインとなる活動は大きく2つに決定。
「ほってぇ皿」と「CM作り」です。
昨年度から引き継ぐ「ほってぇ皿」の更なる商品開発。
作るだけでなく、商品の量産、価格設定、販売など、範囲はぐんと広がると予想されます。
そして初となる「CM作り」は、何を発信していくかはこども達次第。
雄勝の良いところをテーマとするのか、ほってぇ皿のCMとするのか…今後の活動課題の一つになります。
【その2:ほってぇ皿】
「ほってぇ皿」をより良くするため、制作過程で触れていなかった部分について三輪田窯(http://minowadagama.jp/)・亀山さんに直接話を伺っていきます。
「ほってぇ皿を作るのにどれ位時間がかかりますか?」
「作るのに必要な材料は何ですか?」
「学校でお皿を焼くことはできますか?」
「売れるようにするには、どうしたらいいですか?」
昨年度からこども芸術カンパニーの「ほってぇ皿」製作に関わってくれた亀山さん。
自分たちが知らないところでどんな作業をしていたのか、質問への回答を聞くたびにビックリする子もいれば、眉間にしわを寄せる子も。「ほってぇ皿を最初から最後まで自分たちで作りたい!」それでも現在の環境や時間では全部は難しいという事を知りました。
では、自分たちにできるのはどこなのか。そして売るためにどう改善すれば良いのかが課題です。
また、売るにあたって課題となるのが量産方法。
子どもたちが様々な案を出すなか「型があれば自分たちでも量産できるのでは?」という考えにたどり着きました。
そして売るため・売れるためにどんな「ほってぇ皿」にしていきたいか、紙にデザインを描いていきます。
ホタテの貝殻をベースとした「ほってぇ皿」に、模様を入れる子もいれば、皿の深さを浅くしたり深くしたりと様々。
どんなほってぇ皿が作られていくのか楽しみですね。
次回『第2回・ほってぇ皿をつくろう!(成型編)』
Children’s Art Company OGATSU X: Shell Plates #1 (planning)
Date: 9:30–12:20, Wednesday, July 5, 2017
Contents: OGATSU X members met to plan and design the project.
Venue: Oosu251-2, Ogatsucho Osu, Ishinomaki-shi, Miyagi, 986-1311, Japan
Target: Elementary school fifth grade to sixth grade
Instructors
In 2016, the Art Village for Children and Ogatsu Elementary School in Ishinomaki started up a mock company called The Children’s Art Company, which works with local children to effectively use local resources for the development of products. With the cooperation of local experts and residents, they explored new possibilities for one of Ogatsu’s local specialty items: Ogatsu stone. As an extension of last year’s activities, in 2017 the project held two types of workshop: Shell Plates and Ogatsu commercials, for a total of 10 workshops, with the goal of cultivating the children’s social independence and their ability to participate in social planning, as well as promoting local industry and tourism.
At the first workshop for their Shell Plates, which use Ogatsu stone powder mixed with clay to make scallop-shaped plates, are then coated in ceramic glaze, Mr. Kameyama from Minowadagama taught the children about the ceramics business in order to help them plan the year’s activities. Most of the children thought that a ceramicist was simply someone who made things out of clay, but they learned that these craftspeople are involved in many other activities as well, including planning, research, design, production, operations, and sales. The members of OGATSU X said that they wanted to create something with their own hands, no matter how it might turn out. Furthermore, they didn’t want to simply make something, they wanted to think about how to market it and sell it to people. In order to sell a large number of their product, they would need to learn about mass production. They asked Mr. Kameyama for advice and decided to use molds of real scallop shells to try their hands at mass production.